大迫 友仁

職員が安心して働けるよう、
温かい職場づくりに力を入れる

PROFILE

大迫 友仁

大迫 友仁

2004年4月1日入社

大学を卒業後、親の仕事を手伝いながらつむぎ福祉会のガイドヘルパーをしていたが、2004年4月に正式に入職。現在は障がい者生活支援施設の主任として、施設全体の運営管理を行っている。

障がいのある方をサポートする仕事がしたかった

大学は外国語学部だったので障がい福祉とまったく関係ない勉強をしていたのですが、両親の将来的な介護を考えて、ホームヘルパー2級(現在の介護職員初任者研修)の資格だけは取得していました。

就活の際には、スーツを着て企業の合同面接会に出席したこともありますが、「何か自分のやりたいことと違う」という思いがあり、就職に踏み切れなかったのです。

2003年に大学を卒業し、しばらくは親の仕事の手伝いをしていましたが、ある日、大学時代の先輩から「障がいのある人たちに関わる仕事をやってみないか?」という連絡がありました。

実はその直前に、テレビで障がいのある方のドキュメンタリー番組を見て感動し、「自分も障がいのある方をサポートする仕事がしたい」と思っていたところだったので、二つ返事で引き受けました。

それが、つむぎ福祉会のガイドヘルパーという仕事です。障がいのある利用者さんと一緒に外出するというアルバイトで、最初は土日だけ働いていましたが、そのうち平日も施設に行くようになり、2004年に正式に入職しました。

キャリアアップしやすい環境が整っている

現在は生活支援センターコットンでグループホーム・ヘルパーステーションのサービス管理の主任として、私自身も障がいのある方と関わりつつ、施設全体の運営管理をしています。

利用者さんは知的障がいの方が多く、軽い知的障がいの方もいれば、知的障がいと身体障がいを併せ持っている方、重度の知的障がいの方もいます。

たとえば交通事故の影響で脳に損傷を受け、記憶が途切れてしまうため、トイレに行っても直後に忘れてしまうという方もいます。他にも自閉症の方や、鬱の方など、障がいの種類も程度もさまざまです。

入職した当時は、先輩にいろいろとわからないことを教えてもらいました。障がいについての勉強もしましたが、先輩からは「勉強することも大事だけれど、知識だけで人を見てはいけないよ」と言われたことを、今も覚えています。

実際、障がいのある方と関わるときに、知識だけではわからないことがたくさんありますね。一人ひとりの利用者さんとしっかり向き合い、よく観察することがとても大切だと感じています。

いろいろな利用者さんと向き合う中で、経験を積みながら介護福祉士の資格や、相談支援専門員の資格を取得しました。研修費用は施設が負担してくれますし、勉強のために参加したいものがあれば、背中を押してくれるので、キャリアアップしやすい環境が整っています。

勤務はシフト制で、宿直勤務もあり

出勤はシフト制なので、出勤時間はその日によっていろいろです。生活支援センターコットンでは、事務所に泊まる宿直勤務があります。夜間は待機モードで休憩時間はしっかり確保されています。私も含め5名で担当しており、緊急時の出動など、利用者さんの生活支援のために重要な役割を担っています。

私は今日12時に出勤をして、20時45分までの勤務です。仕事の内容もその日によって違い、会議の資料をまとめたり、利用者さんの支援に出たりすることもあります。グループホームの人手が足りなければ、そちらの支援に入ることもありますね。

物事を認識することが難しい利用者さんなど、新しい職員が支援に不安を抱くような利用者さんに関しては、私が一緒に支援に入るようにしています。

感謝の言葉がいつも飛び交う、居心地のいい職場

「生活支援センターコットン」には13名の職員が働いており、所長と私を含めると全員で15名(男性5名・女性10名)です。私は職員とともに、利用者さんの可能性を見出し、具体的な支援に結び付けたとき、そしてそのことを職員と共有できた瞬間に、やりがいを感じます。職員のためにがんばりたいという気持ちは、やはり強いですね。

会議で決めることがあれば、事前に一人ひとりの意見を聞いた上で、皆が納得できるような方法を考えます。職員が悩んでいることがあれば、内容を詳しく聞いて、解決に向けて動くようにしています。

職員には安心して働いてもらいたいので、話を聞くときはしっかり本人と向き合い、最後まで話を聞くように心がけています。また、一日に一回は、必ず全員に声をかけるようにしています。

いまコットンのチームはとてもいい関係が保たれていて、いつも感謝の言葉が飛び交っていますし、お互いに敬意を持って接しています。これからも職員同士、人のいいところを見られるような、温かいチームにしていきたいと思っています。

これから新しく仲間になる方も、自分自身を磨きたいという意欲のある方なら、きっとうまくやっていけるのではないでしょうか。