障がいを持つ利用者さんの気持ちに寄り添い
メンタル面の支援も行う
PROFILE

小林 由季
2018年4月1日入社
大学院で対人援助学を学んだ後、青少年の引きこもり支援の仕事に興味を持ち、2018年につむぎ福祉会に入職。現在は障がい福祉サービス事業所「ぴりか工場」(生活介護)でリーダー補佐として働いている。
気持ちにゆとりを持ちながら、無理なく働ける仕事

福祉の中でも青少年の支援に興味を持っていたので、青少年に関われる仕事はないかと探したところ、つむぎ福祉会が青少年の引きこもり支援をしていると知って入職を決めました。
現在は「ぴりか工場」という障がい者の日中活動を支援する事業所で、リーダー補佐として働いています。朝は8時半に出勤し、ミーティングと朝礼を行って、9時頃から利用者さんが出勤して作業をスタートします。15時半には利用者さんが作業を終えて帰られ、そこから17時まで作業準備や事務処理などの業務をおこない、17時に退勤します。
当施設は利用者さんが日中働くための場所なので、基本的に平日勤務で、土日はお休みです。ただ土曜開所の日もあり、その際は、施設で利用者さんと映画鑑賞や創作活動などの余暇活動をおこなっています。忙しいときは残業になることもありますが、自分の気持ちにゆとりを持ちながら、無理なく働ける仕事です。
集団生活が難しい利用者さんに寄り添い、話し合って解決していく

ぴりか工場で勤め始めた頃は、利用者さんの作業を見守るのが、主な仕事だと思っていました。でも実際は、作業だけでなく利用者さんの気持ちに寄り添って、メンタル面の支援を行うことも多いです。
利用者さんの中には、集団生活が難しい方もおられます。どうしても自分の言いたいことだけを言ってしまったり、自分の思い通りにならないと怒ってしまったりする方もいます。
そんなときは、皆と一緒に仕事をするためにはどうしたらいいのかを、利用者さんに考えていただくようにしています。利用者さんの気持ちをくみ取った上で、じっくりと話し合って、解決していきます。
新しく入職する職員のサポート体制は万全

ぴりか工場で働く中で何か問題はないか、しんどいことはないかなど、じっくりと時間を取ってお話を聞いていただけたので、安心して働けましたね。これから入職される方も、そのような形でサポートが入ると思います。
仕事面でもそれ以外の部分でも、いろいろと教えてもらえる環境が整っているので、「これがわからなくてどうしよう。誰に聞いたらいいかわからない」と悩んだことは一度もありません。
ベテランの先輩職員さんもたくさんいるので、そのやり方を観察して勉強することもできました。覚えたことは常にメモを取り、それを見返しながら仕事をするように心がけています。
いろいろな経験を積み、福祉の資格も取得したい
私は福祉の資格を何も持たずに入職したのですが、施設の皆さんにサポートしていただきながら、少しずつ勉強を進めています。昨年は介護福祉士の資格を取らせていただき、今年は精神保健福祉士の資格を取りたいと思って勉強中です。利用者さんを支援していく中で、やはり現場で経験するだけでは、どうしても心もとないと感じる部分もあります。もっと自信を持って利用者さんに接することができるようになるためにも、資格の取得をひとつの目標にしています。
また、自分の限界を決めず、いろいろな仕事に挑戦していきたいとも考えています。現在の就労支援の仕事から学ぶことはとてもたくさんあるのですが、できるなら他にもいろいろな経験をし、幅広いスキルを積みたいですね。